催眠療法について

心理療法の中に催眠療法があるわけですが、催眠療法の前提となる催眠状態は、無意識にアクセスできる状態です。この状態は、意識化で無意識に制限をかけている、社旗常識や習慣的な制限を受けない解放された状態なわけです。

この状態を導くために催眠導入の方法はいくつかあるのですが、自分の内面に意識を集中することによって、催眠状態を作りやすくしていく方法が取られます。

この自己内面に集中する方法として、NLPが利用されるようになっています。
いわゆる自己催眠とか自己暗示にちかいものですが、セルフ・コントロールを目的とし、事故とコミュニケーションを図るテクニックがNLPで学べるからです。

また、催眠療法を用いるセラピストの方たちも、NLPセラピーNLPカウンセリングといったものを学ぶことで、効果的な催眠療法をすることができるようになるとあってNLPに注目が集まっているのです。

現在、最先端のNLPは「第三世代NLP」と呼ばれており、個人のより深いパーソナリティーを扱い始め、また、組織活性化の手法としても用いられるようになってきているのです。システム全体的な見解を取り入れ、アイデンティティ、ビジョンやミッションに関連する項目や相互作用、自己啓発といったような、より高いレベルに着目するようになり、適用範囲も、組織や文化などへも応用されてきています。

心と身体と場は相互に作用し、システムの一部の変化が他の部分に影響を与えるとして、心・身体・場の3つをシステム的にとらえるようになったことが、第三世代NLPの特徴だと言われています。

催眠療法~NLPを学ぶ#2

今回も催眠療法を学ぶ一環としてNLPについてみていきましょう。
前回紹介したミルトン・モデル以外にも、NLPには速読NLPビジネスコンサルティングNLPトレーナーになるための資格といったものがありますので、いくつかご紹介しましょう。

NLPのスキルの中で代表的なものに「メタ・モデル」というものがあります。
この方法は、会話の中で(1)省略されている部分、(2)一般化されている部分、(3)歪曲されている部分を特定、具体化するものです。

会話の中で、言いたいことのポイントがつかめないという時、つまり、あやふやな表現、主語がはっきりしなかったり、現在と過去のことがごちゃ混ぜになっていたり、総論と各論がごっちゃになっていたり、自分のことなるのか他人のことを言っているのかが不明瞭だったり、という時に威力を発揮します。

ただし、メタ・モデルでは、相手の話の腰を折ってしまう場合も多く、何度も続けて使うと相手に嫌な感じを与えるということに注意する必要があります。また、相手から情報を引き出す必要があるケースで、「なぜ?」という問いかけを繰り返すと、相手が尋問を受けているような気持ちを抱いてしまうのでなるべく避けたほうがいいようです。

前回ご紹介したミルトン・モデルが会話にあいまいな表現を入れることを手法とするのに対し、メタ・モデルは会話に込められたあいまいな部分を明らかにする手法です。双方を使い分けることがテクニックとして学べるのがNLPです。

催眠療法~NLPを学ぶ

催眠療法とNLPの関係がおぼろげながら見えてきたかもしれません。
ここで少しNLPを学ぶために、NLPセミナーとしてミルトン・モデルとメタ・モデルについて少しご紹介しておきましょう。

ミルトン・モデルとは、NLPの基になった3人のセラピストの一人である催眠療法のミルトン・エリクソンの治療過程を研究し、そこで使われている言語を分析、モデル化したものです。

ミルトン・エリクソンは、相手の無意識に働きかけ、クライアント内部にある心理的障害を自然と顕在化する事を得意としました。このミルトン・モデルには、いくつかの体系化された言葉の使い方があります。

(1.)前提
会話の中に、いずれにせよ同意する内容を組み入れる。
(例)「こちらの商品とあちらの商品、どちらからご購入予定ですか?」

(2.)読心術
相手の中にある気持ちを読んでいるかのように、話す。
「今すぐに、購入を決める事は難しいですよね」

(3.)主体の省略
主体を省略する事によって、意見を心の中で受け入れやすくする。
「優秀な方は、こういった事が得意なんですよ」

(4.)因果関係
「~だから・・・」というように、理由づけする事で説得力を増す事ができる。
「つらい時(調子の良い時)に始めれば、うまくいくはずだよ」

(5.)異なるものの同一視
異なるモノを同じ事として、結びつける事。
「あなたがこの部署にいるという事は、みんなから必要とされているという事です」

(6.)普遍的数量詞
「みんなが」、「すべて」というように普遍的なメッセージを相手に投げかける事ができるようになる。
「新入社員でこの部署に入る人は、みんなが優秀だよ」

(7.)不特定の動詞・名詞
不特定な語りかけをする事によって、相手の解釈に任せた働きかけが出来る。
「なんだか、雰囲気がよくなったよね」

(8.)叙法助動詞
否定できない内容によって、YESを引き出しやすくなる。
「このチームは、さらに努力すれば業績を挙げる事ができる」

(9.)引用
第3者の言葉を引用する事によって、否定的な感情が出てきづらくなる。

(10.)否定命令
メッセージとは、逆の事を無意識に伝える。
「すぐに、申し込みをしないでください」

催眠療法とNLP

催眠療法とは、催眠の特性を利用することによって行う心理療法のことです。
催眠療法には、催眠そのものによる療法と、催眠を利用することにより他の心理療法の効果を高めようとする療法とがあります。

また近年では、他者催眠(催眠者が被催眠者に働きかけて催眠法を行うもの)と、自己催眠(自分が自分に催眠法を行うもの)があります。

催眠状態の特性として、健在意識を後退させて日頃隠れている無意識にアクセスできるということがあります。催眠状態では、健在意識がもつ習慣的な制限や社会通念的な制限をうけないため、その人が持つ欲求が解放されるということがあります。

こうした状態に誘導する方法としてNLPが利用されるのです。このNLPとは?天才的な3人のセラピストのアプローチ法を体系化することによって確立された思考体系です。

NLPは、無意識領域にアクセスし、その人が欲しているものを引き出します。催眠療法によって顕在化した無意識にNLPによってアプローチすることで、自分らしいあり方に氣づき、自分らしい生き方を実行する自己実現を可能にしていけるようになると考えられています。

他にも催眠療法の退行催眠によって、過去のトラウマを明らかにし、解決策を講じるということも可能とされており、催眠療法とNLP、自己催眠の組み合わせで、過去の自分を洗い出し、未来への自己実現を現実化することがNLPでは目指しているのです。催眠療法とNLPの関係がみえてきたのではないでしょうか。

NLPと催眠の関係

これまでご紹介してきたように、催眠とは「トランス」(trance)ともよばれ、睡眠に似ているが、心理的にも生理的にも睡眠とは違って、むしろ覚醒(かくせい)時の心身諸現象に似ている状態です。

催眠というと、誰かに操られて、何かの合図をきっかけにおかしな行動をすると誤解されているかもしれませんが、そんなことは絶対にありません。催眠状態だと、望ましい変化を促すための無意識へ働きかけることが可能になるのです。

覚醒時にはわたしたちの意識は活発に活動しているため、文化的な制限や経験的な制限を受けていますが、催眠状態になると「絶対できないだろう」とか「こうするべきだ」といった制限から解放されることになります。

覚醒時の顕在意識は、変化やチャレンジを制限してしまうのです。人の脳は自己防衛が働き、変化を嫌うようににつくられているからです。

そこで活躍するのが催眠で、潜在意識の願望がクリアになると、あなたの脳は自然にその願望を達成する方法を探し出し、答えを見つけてくれます。催眠に誘導するのに効果的な方法が、NLPではスキルとして体系化されているのです。

NLPは五感を使って、無意識にアクセスし、その人が望んでいるものを引き出します。神経と言語の相互作用が、人間の思考や行動にどのような影響を与えているのかを知る手がかりがNLPによって得られるのです。

アメリカでは、NLPはすでに社会的認知度の高い領域となっており、効果的なセラピーの手法としての理論が確立されています。

退行催眠療法とは?

催眠療法の中でもよく利用される療法に、退行催眠療法と呼ばれるものがあります。退行催眠療法とは、うつ病や自律神経失調症の治療に利用される療法です。。

j「退行催眠」とは、催眠応対を利用して過去の記憶を引き出す心理療法のひとつです。退行催眠療法が利用されるのは、うつ病や自律神経失調症の原因が過去にあった経験や抑圧にあるという患者に対してです。

人間は心理的に嫌なことや耐え難い苦痛を忘れるようにするというメカニズムを持っているのだそうですが、その抑圧された経験や苦痛が、何年か後に大人になってから心の病となって表面に現れてくるのです。

こうした忘れ去られてしまった過去の記憶を探ることによって、問題解決に役立てようとする療法が、退行催眠療法なのです。

この退行催眠療法の中に「前世療法」というものがあります。前世療法とは、退行催眠療法でさかのぼる年齢を、さらに前世にまでさかのぼるという退行催眠療法のことです。

催眠療法の一つとして退行催眠療法があり、その退行催眠療法の中の一つとして前世療法があるということになります。しかし、ここで疑問がわくのがどんどん退行催眠で年齢を遡っていって、0歳より前にいくということがどういうことなのかということです。中には、前世とは幽霊か何かと関係があるのかと考えられる方もいらっしゃいますが、そうではなく、退行催眠療法の先にあるのが前世療法だということです。

つまり、前世があるかどうかや幽霊がいるかどうかということは本質的に無関係だということです。

自己催眠

現代の心理療法のひとつに催眠療法がありますが、この催眠は他者(催眠療法士やセラピスト)による他者催眠と自分自身で催眠状態を作り出す自己催眠とに分けられます。

今回はこの自己催眠について見ていくことにしましょう。

まず、自己催眠をする意味についてですが、まずリラクゼーションが挙げられます。催眠を使うと短時間で完全にリラックスすることが出来るようになます。現代人は断続的な緊張状態にさらされており、それが常態的になっています。こうした常態を解放する方法が学べるのです。

次に集中力アップが挙げられます。催眠を使うと身体を休めることが出来、集中を高めることが出来るようになります。

自己暗示にもつながりますが、自己催眠によって「想像力」を高めることが出来ます。目的をはっきりと思い描き、実現に向かって動き出す力を得ることが出来るのです。

自己催眠では、暗示文を深層意識に刷り込むことによって、自分の抱えている問題を解消していきます。自己催眠を行うためには、催眠状態になる必要gありますが、催眠誘導には多種多様の方法があります。現在一般的に使われているのが、呼吸を利用した「呼吸法」と、「自律訓練法」です。

上記の方法で催眠状態になったら、暗示文を唱えて「暗示は現実である」と深層意識に刷り込んでいきます。

暗示文は、「現在形で書くこと」が重要で、ポジティブな文章にすること、出来るだけ詳細なものにすることがポイントとしてあげられます。

催眠療法の方法

催眠療法とは、通常時に覚醒している(表に出ている)意識を休ませて、その裏にある無意識を利用しようとする療法です。催眠療法は精神、心が原因となっている身体の不調を改善するために利用される心理療法です。

催眠療法は心療内科や心理セラピストによって行われる心理療法で、近年では、ダイエット、禁煙、あがり症、パニック障害、うつ病などでも催眠療法が活用されるようになって来てるのが現状です。

また、心身の病気に限らず、仕事や生活での自己実現のための自己啓発などでも催眠療法が利用されるようになってきているようです。こうした催眠療法は、他人の誘導で行う他者催眠から自分で出来る自己催眠(自律訓練法、自己暗示など)まで、多様になってきています。

意識と無意識を扱い、意識のうらにある無意識、潜在意識とコンタクトをとる方法の一つとして催眠療法があります。この催眠療法の中でも退行催眠という催眠療法は過去の自分へと意識を退行させていくことで、心身の不調の原因を探る方法です。催眠療法で自分の心と向き合い、過去、現在の心の問題を探ったら、その問題を解決していくのです。

このように催眠療法は、人間の無意識、潜在意識というものに働きかける心理療法なので、専門家や信頼できる催眠療法士に施してもらわなければなりません。近年の自己催眠・自己暗示といった手軽に行える催眠療法についても、きちんとした予備知識と訓練によって行うことが肝要です。

催眠状態ってどんな状態?

催眠状態は、覚醒してる状態(起きている状態)と睡眠状態(寝ている状態)の間だといわれることがあります。

催眠状態は「トランス」(trance)ともよばれ、睡眠に似ているが、心理的にも生理的にも睡眠とは違って、むしろ覚醒(かくせい)時の心身諸現象に似ている状態です。

催眠療法の活用は心理療法(精神療法)が第一にあげられます。催眠の特性を利用すると、さまざまな既成の心理療法が、正常覚醒時よりも進めやすくなるからという理由です。

近年ではカウンセリングにおいても催眠状態で実施される場合があります。同様に精神分析、行動療法についても催眠状態で行うことが有効だと言われています。

こうした他者催眠による催眠療法から発展して、自己催眠を活用した自律訓練法や自己コントロール法なども広く普及し始めています。

現代医療においても益々催眠療法が重視されるようになってきています。ことに心療内科学では、心身症といわれる諸症状の治療に他者催眠・自己催眠を含めて、催眠療法が利用されています。

痛みのコントロールには古くから催眠が利用され、抜歯や切削、その他歯科学的な諸処置、無痛分娩(ぶんべん)やつわり、月経、母乳分泌、その他の婦人科学的な諸症状の調整などではよく活用されています。

また、脳卒中後遺症や脳性麻痺の患者における肢体不自由の改善・自由化に催眠療法が有効なことが注目され、その催眠療法が実用化、国際的にも知られるようになっています。

催眠療法って?

いきなり、催眠療法といっても聞いたことがない人が大半なのではないでしょうか。
まずは、「催眠」について知らないと先に進めないと思います。多くの方が、催眠術とか催眠術師と言うのは聞いたことがあると思います。

なんとなくイメージとしては、目の前で5円玉を糸に縛ったものをブラブラ揺らして、催眠術師の合図と共に眠ってしまうというアレです。

「催眠」とは書いて字のごとく「眠気を催す」わけでして、眠らせる術が基本になるわけです。しかし、現代における催眠法は、心理的な悩みを改善する目的で行われる催眠療法(ヒプノセラピー)と娯楽を目的に行われる舞台催眠(ショウ催眠)とに大別されます。

後者のショウ催眠と呼ばれるのが、一般的なイメージから連想される催眠術と呼ばれるものです。

催眠を医療に用いる試みはアメリカでは積極的に行なわれているが、日本ではあまり積極的ではないようです。催眠はそれ自体安全なため欧米でも国家資格はありませんが、催眠療法家が協会を結成、催眠療法士を認定する仕組みが一般的になってきており、アメリカには催眠療法の博士号が存在します。

一方、日本での催眠療法に関わる資格としては、日本催眠医学心理学会認定の「催眠技能士」というものがあります。

このように日本での催眠療法に関する認知は、欧米に比べて一般的ではないのが現状です。しかし、催眠療法は、心理療法、精神療法、サイコセラピーと並んで、精神疾患や心身症の治療、心理的問題の解決を図ろうとする理論・技法のひとつなのです。