催眠の状態について

催眠状態への誘導のために催眠術をしようするときに、誰でもどんな時にでも催眠状態になれるわけではありません。かかりやすい人、かかりやすい環境があります。

信頼関係の希薄な人、疑い深い人、神経質な人は催眠状態に入りにくいようです。また、薄暗いところ、静かなところでリラックスしているときが催眠状態には向いています。

次に催眠は状態に応じて3つの段階があり、この段階は被験者の催眠状態の深さによって分けられます。第一段階は、浅い催眠状態にはなっているものの、意識もはっきりしてる状態です。第二段階は、意識はかすかに残っていますが、体の反応は術者によって支配されているため、術者の意にそむくことはできません。しかし被験者の意識や記憶は支配できないため、行われたことはすべて覚えているということになります。第三段階は、心、感情や記憶を支配することができます。現実を認識している「意識」を取り除いた形でコミュニケーションをとるため、相手の気持ちを自由自在に操ったり、誰にも言えない秘密を聞き出したりといったことが行える状態だといえます。一般的に「催眠術にかかった状態」と言うのは、この第三段階のことを指しています。

人によって催眠術にかかる段階は違いますが、第一段階にかかる人は約8割り程度、第二段階にまでかかる人は約半分、第三段階までかかる人は2~3割り程度と言われています。催眠状態は無意識にアクセスできる状態なので、悪用することのないようにしたいものです。