NLPと催眠の関係

これまでご紹介してきたように、催眠とは「トランス」(trance)ともよばれ、睡眠に似ているが、心理的にも生理的にも睡眠とは違って、むしろ覚醒(かくせい)時の心身諸現象に似ている状態です。

催眠というと、誰かに操られて、何かの合図をきっかけにおかしな行動をすると誤解されているかもしれませんが、そんなことは絶対にありません。催眠状態だと、望ましい変化を促すための無意識へ働きかけることが可能になるのです。

覚醒時にはわたしたちの意識は活発に活動しているため、文化的な制限や経験的な制限を受けていますが、催眠状態になると「絶対できないだろう」とか「こうするべきだ」といった制限から解放されることになります。

覚醒時の顕在意識は、変化やチャレンジを制限してしまうのです。人の脳は自己防衛が働き、変化を嫌うようににつくられているからです。

そこで活躍するのが催眠で、潜在意識の願望がクリアになると、あなたの脳は自然にその願望を達成する方法を探し出し、答えを見つけてくれます。催眠に誘導するのに効果的な方法が、NLPではスキルとして体系化されているのです。

NLPは五感を使って、無意識にアクセスし、その人が望んでいるものを引き出します。神経と言語の相互作用が、人間の思考や行動にどのような影響を与えているのかを知る手がかりがNLPによって得られるのです。

アメリカでは、NLPはすでに社会的認知度の高い領域となっており、効果的なセラピーの手法としての理論が確立されています。