心理療法の種類

今回は心理療法の種類について簡単にまとめていきましょう。
一言で『心理療法』といっても、その種類・手法は様々です。まずは、心理療法の定義から見ていくことにしましょう。

[心理療法とは?]
薬での治療ではなく、人間の精神的な心理面の問題に注目、ストレスを取り除いていく治療法です。そんあ心理療法には様々な種類があります。

◆支持的精神療法
最も基本的な精神療法で、治療者が患者の悩みや不安をよく聴き、それを理解して支持することが基本となります。

◆認知療法
うつ病の治療法としてはじめられた心理療法です。ものごとに対する捉えかたや受け止め方を認知と呼びますが、
それを修正していくのが認知療法です。

◆行動療法
患者の行動を対象とする訓練療法の一つで、困った行動や症状は誤って学習されてきた結果であるというのが基本的な考え方です。

◆精神分析的療法
フロイトによる精神分析をベースにした心理療法です。自由連想法や夢分析によって無意識をとらえ、幼児期のトラウマなど意識上にはのぼらないものを解消させることで現在の心の問題を解決しようとする心理療法です。

◆認知行動療法
認知行動療法は、実際の行動を治療対象とする「行動療法」と認知の歪みを修正する「認知療法」を合わせて、認知を変えることで行動を変容させることを目的とした心理療法です。

◆家族療法
家族療法とは、患者を含めた家族に働きかける心理療法です。治療者は、患者だけでなく家族全員から現状を聴き、その解決に向けて支援していきます。

催眠療法~自己催眠

催眠療法と聞くと、何か怪しげなもの、どうしても躊躇してしまうという方が少なくありません。
やはり、療法と聞くと『自分が病気』だという前提に立たないと受け入れ難いのかもしれません。そこで催眠療法の中でも比較的敷居の低い自己催眠をかじってみましょう。

自己催眠といっても構える必要はありません。
なんとなくボーッとした状態だと思えば結構です。とてもリラックスした状態に導くことを自己催眠だと思えばいいでしょう。最初は好きな音楽を聞きながらボーッとすることから始めてもいいです。しかし、音楽はインストルメンタルで。歌だとどうしても歌詞が意識を分散させてしまいます。

環境音CDなんかいいんじゃないでしょうか。
小川のせせらぎ、森林にいるかのような音、とにかく意識を邪魔しない静かな音がいいですね。リラックス出来るようになってきたら、その状態の自分に刷り込みを行っていきます。ポジティブで明確な現在形の暗示文を深層意識に摺り込んでいきます。

自己暗示にもつながりますが、自己催眠によって「想像力」を高めることが出来ます。目的をはっきりと思い描き、実現に向かって動き出す力を得ることが出来るのです。

自己催眠では、暗示文を深層意識に刷り込むことによって、自分の抱えている問題を解消していきます。自己催眠を行うためには、催眠状態になる必要がありますが、催眠誘導には多種多様の方法があります。現在一般的に使われているのが、呼吸を利用した「呼吸法」と、「自律訓練法」です。

催眠状態とは?

催眠は”眠気を催す”とは書きますが、睡眠とは違います。英語では”トランス(trance)”といい、生理的にも心理的にも睡眠とは別物です。むしろ、覚醒した状態です。

どうしても催眠と聞くと、催眠術者が誰かを操っているイメージが先行してしまいます。
何かの合図をきっかけにおかしな行動をする誤解がありますが、そんなことはありません。催眠状態を利用することによって、望ましい変化を促すための無意識へ働きかけることが可能になるのです。

覚醒時にはわたしたちの意識は活発に活動しているため、文化的な制限や経験的な制限を受けていますが、催眠状態になると「絶対できないだろう」とか「こうするべきだ」といった制限から解放されることになります。

覚醒時の顕在意識は、変化やチャレンジを無意識に制限してしまうのです。人の脳は自己防衛のために、変化を嫌うようになっているからです。

そこで活躍するのが催眠です。

潜在意識の願望がクリアになると、あなたの脳は自然にその願望を達成する方法を探し出し、答えを見つけてくれます。無意識にアクセスし、その人が望んでいるものを明確にします。

催眠はすなわち日頃は意識の下に隠れている潜在意識とのコミュニケーションを可能にする状態です。なにか別のものに例えるなら、カウンセラーとクライアントの間に構築するラポールといってもいいかもしれません。潜在意識に週粒子、傾聴することが催眠。このことはコミュニケーションセミナーで何かヒントを得られるかもしれないと予感させてくれますね。

催眠療法~自己催眠とは?

催眠には他者(催眠療法士やセラピスト)による”他者催眠”と自分自身で催眠状態を作り出す”自己催眠”があります。

[リラックス]
自己催眠の効果ですが、まず『リラクゼーション』が挙げられます。自己催眠によって短時間で完全にリラックスすることが出来るようになます。現代人は緊張することに慣れてしまっていて、それが普通になっています。しかし、自己催眠によって短時間で完全にリラックスします。

[集中力アップ]
次に集中力アップが挙げられます。催眠を使うと身体を休めることが出来ることによって、集中力アップが出来るようになります。体を休めるのは比較的簡単ですが、頭を休めるというのは難しいものです。人間はエネルギーが様々な方向を向いていては集中できませんが、完全なリラックスによって集中が可能となります。

[想像力アップ]
『自己暗示』にもつながりますが、自己催眠によって「想像力」を高めることが出来ます。目的をはっきりと思い描き、実現に向かって動き出す力を得ることが出来るのです。暗示の目的は、人の気持ちを何かに集中させること。自分の気持ちが、その望みの方向に向けば、実現する可能性が高まります。

催眠は意志が強いかどうかではなく、想像力がキーになります。イメージを強く思い描けるかどうかによるのです。自分の夢や将来をイメージするために、NLP(神経言語プログラミング)を活用してみましょう。NLPセミナーNLPを学ぶことによって、自分とのコミュニケーションが飛躍的に高まり、イメージ力が増すと思います。

心理療法(カウンセリング)のススメ

『心理療法やカウンセリングを受けてみたいなぁ』と心のどこかで思っているにも関わらず、心理療法やカウンセリングに対して抵抗感を感じる人は少なくありません。

心理療法やカウンセリングの経験の無い方の先入観として…

(1.)なんだか怪しいよなぁ
(2.)心理療法って?カウンセリングって?
(3.)私の悩みは心理療法やカウンセリングを受けてもいいの?

日本には心理療法やカウンセリングは怪しいものといった偏見はまだまだありますが、欧米ではカウンセリングを受けるのは至極当然のことと考えられています。体調が悪い時に病院で診てもらうように、心がなんだかしっくりしていないときにカウンセリングや心理療法を受けるのです。

また、悩みが深刻だから、些細なことだからということで、心理療法・カウンセリングを受けていいのかなんて考える必要はありません。悩みがあって解決したいと思えば、解決してあげればいいのです。

小さな悩みが大きくなってしまって、どうしようもなくなってしまう前に解決してしまうのが大切です。小さなうちに解決することができたら、もしかしたら大きな犠牲を払わずにすむかもしれません。もし、自分の課題に気がついてそれを解決したいと思っているのなら、その課題が大きな問題を引き起こしてしまう前に解決してみませんか?

ニュートラルな状態に自分を置いたら、次は自己開発です。フォトリーディングビジネス心理学なども学んで、さらなる高みに向かって進んでいきましょう。

カウンセリングとコミュニケーション

カウンセリングとは、心理学的な技術に基づいて心を解き明かし問題を発見し、心を軽く明るくするものですが、精神科の精神療法はそういったものではありません。療法全体の中に占める割合は、精神科の精神療法のほうが圧倒的に多いので、これをカウンセリングと誤解してしまう人もけっこういるようです。病院にいけばどこでもカウンセリングが受けられるものではありません。

病院で行われる精神療法とはどういうものかというと、お医者さんが患者の話しを簡単に聞いて、一方的にアドバイスをして、あとは薬を処方して副作用とかを説明してくれるというものです。本来は時間をかけてじっくりコミュニケーションをして向き合わなければならない心の問題なのに、お医者さんは多忙のため、所謂『3分間診療』となってしまいます。病院はどこも患者の数が多いのでしかたがないのかもしれませんが……。

心理療法士の資格をもった人にお願いすれば、1回30~60分で1万円くらいでカウンセリングを受けることが出来ます。
カウンセリングは、時間無制限にできるものではありませんので、ぜひこの時間を有効に使いたいものです。時間を有効に使うためには、かんたんなメモ書き程度でかまいませんので、少し事前に準備しておくといいと思います。

もちろんカウンセラーもプロですから、クライアント側に何の準備もなくても上手に引き出してくれます。しかし、それで時間を使ってしまうよりも、そのあとのケアのほうにたくさん時間を使えたほうが、いいですもんね。

催眠療法のまとめ~その2

催眠療法は、いわゆる普通の状態の意識が覚醒している状態を休ませて、日ごろ意識しない「無意識」を利用した療法です。催眠療法とは、精神や心が引き起こす身体の不調を改善するために利用される心理療法の一つです。

催眠療法は現在、様々な治療現場で応用が模索されており、心療内科、心理セラピストによって、ダイエット、禁煙、あがり症、パニック障害、うつ病などの治療においても催眠療法が活用されるようになってきています。

また、心身の病気に限らず、仕事や生活での自己実現のための自己啓発などでも催眠療法が注目されてきているようです。このように注目されている催眠療法は、他人の誘導によって無意識を引き出す他者催眠から自分で出来る自己催眠(自律訓練法、自己暗示など)まで、多様になってきています。

意識と無意識を扱い、意識の裏にある無意識や潜在意識とコンタクトをとる方法の一つとして催眠療法があります。この催眠療法の中でも退行催眠という催眠療法は過去の自分へと意識を退行させていくことで、心身の不調の原因を探る方法です。催眠療法で自分の心と向き合い、過去、現在の心の問題を探り、問題を解決していく療法なのです。

このように催眠療法は、人間の無意識、潜在意識というものに働きかける心理療法なので、催眠療法の専門家や信頼できる催眠療法士に施してもらわなければなりません。近年の自己催眠・自己暗示といった手軽に行える催眠療法についても、きちんとした予備知識と訓練によって慎重に行うことが肝要です。

催眠療法のまとめ~その1

催眠療法とは潜在意識との対話を通して、心の悩みを解決したり、健康を取り戻したりする心理療法です。心の悩みや病気は意思の力だけでは解決することができません。催眠療法は潜在意識との対話を可能とし、古い心の傷を癒すことで、前に進むことができるようになります。

催眠療法は欧米では半世紀近く前から医師や心理学者、心理療法士、催眠療法士などによって治療に利用されてきました。がん患者のためのサイモントン療法も催眠療法の一つです。また、旧ソビエト連邦のオリンピック選手はトレーニングにイメージ法を取り入れていましたが、このイメージ法というのも催眠療法の一つです。

催眠療法には大きく分けて二つの種類があります。

(1.)催眠療法士が一方的に暗示をかけ、クライアントはそれをだまって聞く指示的催眠療法
(2.)催眠状態にあるクライアントと質疑応答しながら心理療法をおこなう対話的催眠療法

催眠療法は心と体をリラックスさせることから始まります。催眠療法士は言葉や音楽を使って、クライアントが自分のからだと心をリラックスさせるお手伝いをするにすぎません。すべての催眠は自分で自分にかける自己催眠です。

クライアントが充分リラックスしたら、自分の問題を心に浮かべてもらい、それに対する自分の気持ちや体の反応を観察しながら、真の原因を探っていきます。真の原因が、両親、そのまた両親などにあるときには過去に遡っていきます。催眠療法は意識の世界を扱いますので、過去、現在、未来、どこにでも行くことができます。

催眠の状態について

催眠状態への誘導のために催眠術をしようするときに、誰でもどんな時にでも催眠状態になれるわけではありません。かかりやすい人、かかりやすい環境があります。

信頼関係の希薄な人、疑い深い人、神経質な人は催眠状態に入りにくいようです。また、薄暗いところ、静かなところでリラックスしているときが催眠状態には向いています。

次に催眠は状態に応じて3つの段階があり、この段階は被験者の催眠状態の深さによって分けられます。第一段階は、浅い催眠状態にはなっているものの、意識もはっきりしてる状態です。第二段階は、意識はかすかに残っていますが、体の反応は術者によって支配されているため、術者の意にそむくことはできません。しかし被験者の意識や記憶は支配できないため、行われたことはすべて覚えているということになります。第三段階は、心、感情や記憶を支配することができます。現実を認識している「意識」を取り除いた形でコミュニケーションをとるため、相手の気持ちを自由自在に操ったり、誰にも言えない秘密を聞き出したりといったことが行える状態だといえます。一般的に「催眠術にかかった状態」と言うのは、この第三段階のことを指しています。

人によって催眠術にかかる段階は違いますが、第一段階にかかる人は約8割り程度、第二段階にまでかかる人は約半分、第三段階までかかる人は2~3割り程度と言われています。催眠状態は無意識にアクセスできる状態なので、悪用することのないようにしたいものです。

催眠療法と催眠術

一般的には、「催眠」についての認識はあまりいいイメージで捉えていらっしゃる方は少ないのかもしれません。根底には「催眠」と「催眠術」、「催眠療法」についての誤解があるのではないでしょうか。今回は催眠と催眠術、催眠療法の違いをご紹介したいと思います。

まず「催眠」とは、心と体をリラックスして人工的に作られた「睡眠(すいみん)」に似た状態のことです。簡単に言うと、起きている状態と寝ている状態の間が催眠状態といえます。催眠状態に入ると、誰でも暗示にかかりやすくなります。そして催眠には、他人から暗示を与えてもらう「他者催眠」と、自分自身で自己暗示を与える「自己催眠」があります。

次に「催眠術」とは、催眠状態に導く技術のことを云います。テレビなどでときたま行われているのは、ショー的要素を多分に含んだ催眠術で、面白おかしく見せることが目的です。「催眠術」に関しては、個人差はありますが勉強と経験をつむことで誰でもマスターすることが可能です。

「催眠療法」とは、催眠状態を利用して潜在意識に働きかけ、症状や悩みを取り除いて行く方法です。その技法は数多くありますが、精神療法の一つで心理学と精神医学に基づいた科学的療法のことです。古くから、臨床、研究、応用されてきた歴史を持ちます。現在では、大学病院や診療所においても取り入れている動きがあります。催眠療法は緊張を和らげ、セラピストに委ねることで、暗示により無意識に働きかけ症状や悩みを軽減していく療法です。